TOTOとLIXILのタンク付きトイレを徹底比較~失敗しないタンク付きトイレ選び~

株式会社カチカ
執筆者 株式会社カチカ

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トイレのリフォームにおいて、デザイン性や機能性に優れたタンクレスも人気ですが、本体価格や将来的な修理・交換費用を抑えたいという理由から、従来型の「タンク付き組み合わせトイレ」を選ぶ方も多くいらっしゃいます。

国内大手メーカーであるTOTOとLIXILのタンク付きトイレは、それぞれ異なる設計思想に基づいた特徴を持っています。ここでは、両社の製品を比較し、失敗しないトイレ選びのポイントを解説します。

1. 便器の形状と清掃性(フチの有無)

TOTOとLIXILでは、便器の最も重要な要素である清掃性へのアプローチが異なります。

TOTO(例:ピュアレストEXなど)

  • フチあり(改良型): 節水性能を高めるために、勢いのある水流(トルネード水流)を便器内に効率よく流す設計を採用。この水流を制御し、水がこぼれるのを防ぐために、あえてフチを残しています。
  • 清掃性: 従来のフチのように深く複雑な折り返しがないため、フチありながらも比較的掃除はしやすくなっています。

 

LIXIL(例:アメージュ便器など)

  • 完全フチなし: 清掃性を最優先する設計思想に基づき、フチを完全に排除。フチ裏に汚れが溜まる心配がありません。
  • 清掃性: そもそも汚れが溜まりやすいフチがないため、便器内部全体を拭きやすく、日々の掃除の手間を軽減します。

2. 陶器の材質(コーティング技術)

便器本体の陶器素材の品質や表面加工は、汚れの付着を防ぐ上で非常に重要です。

特徴TOTO(セフィオンテクト)LIXIL(アクアセラミックなど)
清掃技術陶器表面をナノレベルでツルツルにし、汚れの付着力を抑える。水アカの固着を防ぎ、便器表面のぬめりや黒ずみを抑える。
耐久性高い耐久性と防汚性を実現。キズがつきにくい。
光沢光を反射しやすく、光沢感がある。やや光沢は控えめ。
導入条件標準で採用されているグレードが多い。組み合わせ型の場合、オプションで選択が必要な場合がある。

TOTOは陶器の表面のツルツル度において、高い技術力を持っています。一方、LIXILも水になじみやすい素材で、日頃の掃除で汚れを洗い流しやすくする工夫がされています。

3. 温水洗浄便座(シャワートイレ)のノズルと便座構造

ウォシュレット(TOTO)とシャワートイレ(LIXIL)では、ノズルの本数や便座の構造にも違いがあります。

ノズルの違い

  • TOTO(ウォシュレット): ノズルは1本で、お尻洗浄とビデ洗浄を兼用。徹底した角度や位置の研究により、ノズル自体が汚れない設計を追求しています。
  • LIXIL(シャワートイレ): ノズルは2本で、お尻洗浄用とビデ洗浄用を分けています。より衛生面に配慮した設計で、ノズル先端のみを交換できる製品もあります。

 

 

便座の構造(清掃性)

  • TOTO: 普及価格帯のモデルでは、便座に継ぎ目がある場合が多いです。上位グレードを選択することで、継ぎ目のない便座を選ぶことができます。
  • LIXIL: 普及価格帯のモデルから、便座に継ぎ目がない構造を採用。汚れが溜まりやすい隙間をなくし、清掃性を高めています。
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4. タンク形状と手洗いボウル

タンク付きトイレで手洗い付きを選ぶ場合、手洗いボウルの形状もチェックポイントです。

 

特徴TOTO(例:ピュアレストEX)LIXIL(例:アメージュ便器)
手洗いボウルの深さ深い浅い
利点水はねがしにくく、手洗い時の安心感がある。デザイン性を重視してスッキリしていますが、勢いよく洗うと水ハネのリスクがあります。

TOTOの方が手洗いボウルに深さがあり、水が飛び散りにくい設計になっています。

5. その他の細かな違い

  • レバー(洗浄ハンドル):
    • TOTOはレバーを回す方向について、手前が「大」、奥が「小」
    • LIXILはレバーを回す方向について、手前が「小」、奥が「大」
  • 便座の座り心地:
    • TOTOは全体的に緩やかなカーブで、比較的ゆったりとした座り心地。
    • LIXILは周囲が立ち上がり、お尻を包み込むような形状。体型によってはフィット感を感じますが、人によっては窮屈に感じる場合もあります。

 

まとめ:TOTOとLIXILの選び方

TOTOとLIXILのタンク付き組み合わせトイレは、それぞれが持つ強みと設計思想が明確に分かれています。

項目TOTOが優位な点LIXILが優位な点
陶器の品質陶器表面のツルツル度・光沢感(セフィオンテクト)。
便器の清掃性完全フチなしで、フチ裏の掃除の心配がない。
ノズルの衛生面ノズルが2本で分かれている(ビデと兼用でない)。
便座の清掃性普及価格帯から便座に継ぎ目がない。
手洗いボウル手洗いボウルが深く、水はねが少ない。

TOTOがおすすめの人

  • 陶器の品質や光沢感を重視したい。
  • 節水性と、それを実現する水流技術を重視したい。
  • 手洗いボウルは深い方が安心できる。
  • ゆったりとした緩やかなカーブの便座が好み。

 

 

LIXILがおすすめの人

  • とにかく清掃性を重視し、フチ裏の掃除は絶対に避けたい。
  • ノズルが2本の衛生面を重視したい。
  • 便座の継ぎ目がない清潔感を重視したい。
  • 包み込まれるようなフィット感のある便座が好み。

ご自身のトイレリフォームにおいて、「最も優先したいのは清掃性か、陶器の品質か」を基準に選ぶことで、後悔のない選択ができるでしょう。

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