【静岡市】汲み取り式トイレから水洗トイレへリフォーム!メリット・費用・注意点まとめ

株式会社カチカ
執筆者 株式会社カチカ

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この記事では、静岡市で汲み取り式トイレをお使いの方が

この記事では、静岡市で汲み取り式トイレをお使いの方が、長年の悩みである臭いや虫、清掃の負担を解消し、ご家族全員が安心して使える清潔な水洗トイレへとリフォームするための、具体的な方法と成功への鍵を網羅的に解説します。

漠然とした不満を、実現可能な快適な暮らしへと変えるために。この記事を最後まで読むことで、以下の点が明確になります。

【この記事で分かること】 

・汲み取り式トイレの基本的な仕組みと、そのまま使い続けることのメリット・デメリット 

・水洗トイレへリフォームすることで得られる、衛生面・利便性・安全面での劇的な変化 

・「簡易水洗」「下水道直結」「浄化槽設置」という3つのリフォーム方法の違いと、それぞれの工期・費用相場 

・業者選びのコツや補助金制度の活用など、リフォーム費用を適正に抑えるための実践的なポイント

この記事は、毎日のトイレ環境に不便を感じながらも、何から手をつければいいか迷っている、以下のような方々に向けて執筆しています。

【こんな方におすすめ】 

・トイレの強い悪臭や害虫の発生に悩まされており、一刻も早く清潔な環境を手に入れたい方

 ・定期的な汲み取り作業の手間や費用から解放され、最新のウォシュレットなどを導入したい方 

・お住まいの地域(下水道の有無)や予算に合わせて、ご自宅に最適なリフォーム方法を知りたい方

 ・利用できる補助金制度などを賢く活用し、適正価格で信頼できる業者に工事を依頼したい方

この記事が、ご家族の快適で安全な毎日を叶える、トイレリフォーム成功への信頼できる道しるべとなれば幸いです。

汲み取り式トイレとは?

汲み取り式トイレの基本的な仕組み

汲み取り式トイレは、便器の下に設置された「便槽(べんそう)」と呼ばれる専用のタンクに、排泄物をそのままためておく仕組みのトイレです。水洗トイレのように水で洗い流して下水道や浄化槽へ排出するのではなく、一定期間その場に貯留しておきます。

基本的な仕組みと特徴は以下の通りです。

  • 便槽への貯留 排泄物は便器の穴から直接タンク(便槽)へと落下し、そこに蓄積されていきます。
  • 定期的な汲み取り作業 便槽には容量の限界があるため、そのまま放置することはできません。月に数回程度、自治体や専門業者のバキュームカーを手配し、たまった排泄物を定期的に汲み取って(回収して)もらう必要があります。
  • シンプルな構造 下水処理のための複雑な配管などをつなぐ必要がないため、トイレの構造自体は非常にシンプルです。
  • 水や電気をほとんど使わない 排泄物を流すための大量の水や、ウォシュレットなどのための電気を必要としません。そのため、災害などで断水・停電が起きた際にも使いやすいという側面を持っています。

このように、排泄物を便槽に一時的に保管し、後から人の手によって回収・処理を行うというのが、汲み取り式トイレの最も基本的な仕組みとなっています。

汲み取り式トイレの種類

汲み取り式トイレは、排泄物を便槽へ落とす方法や臭いを防ぐ工夫の有無などによって、大きくいくつかの種類に分けられます。代表的なものは以下の3種類です。

  • 非水洗トイレ(落下式) いわゆる「ボットン便所」と呼ばれる、昔ながらのトイレです。便器に水洗機能はなく、排泄物はそのまま真っ直ぐ便槽へと落下します。構造が非常にシンプルですが、便槽と便器の穴が直接つながっているため、臭いが上がってきやすく、害虫も侵入しやすいという特徴があります。和式タイプが一般的ですが、簡易的な便座を被せて洋式のように使用しているご家庭もあります。
  • 無臭トイレ 非水洗トイレの欠点である「臭い」を軽減するために工夫されたタイプです。「臭突(しゅうとつ)」と呼ばれる換気扇のついた煙突のような管を便槽に設置し、便槽内の臭いを屋外の高い場所へ強制的に排出します。これにより、トイレの個室内に臭いがこもりにくくなっています。
  • 簡易水洗トイレ 少量の水を使って排泄物を流すタイプです。便器の底に「フラッパー」と呼ばれる開閉式のフタがついており、水を流すときだけフタが開く仕組みになっています。普段はフタが閉じているため、便槽からの臭いの逆流や害虫の侵入をしっかりと防ぐことができます。見た目や使い勝手は一般的な水洗トイレに近いですが、排泄物は下水道などに流れるわけではなく便槽にたまるため、定期的な汲み取り作業は必要です。

【汲み取り式トイレの種類と特徴まとめ】

種類主な特徴臭い・害虫への対策
非水洗トイレ
(落下式)
水を使わず、便器から直接便槽へ落下させる。物理的な遮断がなく、臭いや虫が発生しやすい。
無臭トイレ臭突(換気扇)を設置し、便槽の臭いを屋外へ排出する。臭いは軽減されるが、便槽とつながっているため虫は防ぎにくい。
簡易水洗トイレ少量の水で流す。便器の底に開閉式のフタ(フラッパー)がある。フタで密閉されるため、臭いや虫をしっかり防ぐことができる。

現在ご自宅でお使いのトイレがどのタイプにあたるかを確認しておくことで、今後のリフォーム計画を立てる際の参考になります。

汲み取り式トイレのメリット

水の使用量が少ない

汲み取り式トイレの大きなメリットとして、水の使用量が圧倒的に少ない、または全く使用しない点が挙げられます。

一般的な水洗トイレの場合、排泄物を下水道や浄化槽まで押し流すために、1回あたり約4〜6リットル(古い機種では13リットルほど)のまとまった水が必要です。家族の人数が多いほど1日のトイレ使用回数も増えるため、毎月の水道代に占めるトイレの割合は大きくなります。

一方、汲み取り式トイレには水の使用量が少ないことによる以下のようなメリットがあります。

  • 水道代を大幅に節約できる 「非水洗トイレ(落下式)」や「無臭トイレ」の場合、排泄物を流すための水を使わないため、トイレにおける水道代はかかりません。また、水を使用する「簡易水洗トイレ」であっても、1回あたりの水量はコップ数杯程度(約500ml前後)で済むため、一般的な水洗トイレと比較すると水道代を大幅に低く抑えることができます。
  • 災害時の断水に強い 地震や台風などの災害で断水が発生した場合、水洗トイレは流す水がなくなり使用が困難になってしまいます。しかし、水を使わずに排泄物を便槽へ直接ためる汲み取り式トイレであれば、断水時であっても普段と変わらずにトイレを使用できるという強みがあります。

このように、日々の生活におけるランニングコスト(水道代)を抑えられる点や、万が一の災害時に水がなくても機能する点は、汲み取り式トイレならではの特長と言えます。

環境への負荷が少ない

汲み取り式トイレのもう一つのメリットは、自然環境への負荷を抑えやすいという点です。

一見すると昔ながらの仕組みに思えますが、環境保護の観点からは以下のような優れた側面を持っています。

  • 水資源の保護につながる 前の項目でも触れた通り、汲み取り式トイレは排泄物を流すための水をほとんど、あるいは全く使用しません。これは家庭の水道代を節約するだけでなく、限りある貴重な水資源の消費を減らすことにも直結しています。
  • 水処理にかかるエネルギーを削減できる 水洗トイレの場合、大量の水と一緒に流された排泄物は、下水処理場や浄化槽へ運ばれて浄化されます。この大量の汚水をきれいにする過程では、多くの電力や薬品などのエネルギーが必要です。一方、汲み取り式トイレは余分な水分を含ませずに排泄物だけを回収するため、水質の浄化にかかる全体的なエネルギー消費が比較的少なく済みます。
  • 資源としてリサイクルされるケースもある バキュームカーで汲み取られたし尿は、自治体のし尿処理施設へと運ばれ、衛生的に適正処理されます。施設や地域によっては、処理の過程で発生する汚泥を肥料などに加工して農業に再利用するなど、自然の循環に近い形での資源化(バイオマス利用)が行われていることもあります。

このように、大量の水を汚すことなく排泄物のみを直接回収・処理できる仕組みは、環境への配慮という面において、汲み取り式トイレならではの隠れた強みと言えます。

汲み取り式トイレのデメリット

衛生面の問題

汲み取り式トイレを使用する上で、多くの方が一番のデメリットとして感じるのが衛生面に関する問題です。

水洗トイレのように排泄物をすぐに下水道などへ洗い流すことができず、一定期間ご自宅の敷地内にある便槽にためておく仕組みであるため、どうしても衛生状態を保つのが難しくなります。具体的には以下のような問題が挙げられます。

  • 強い悪臭の発生 排泄物が便槽に長期間とどまることで、時間の経過とともに強い臭いが発生します。とくに気温が上がる夏場などは便槽内で発酵が進みやすく、トイレの個室内だけでなく、家の周囲にまで悪臭が漂ってしまうことがあります。
  • 飛び散りによる汚れ 昔ながらの落下式(ボットン便所)の場合、排泄物が直接便槽へ落ちるため、飛沫の跳ね返りや便器周辺への飛び散りが起こりやすくなります。肌に触れる不快感があるだけでなく、周囲が汚れることで雑菌が繁殖する原因にもつながります。
  • 日常的な清掃の難しさ 水洗トイレであれば、汚れても水を流しながらブラシでこすって丸洗いするなど、比較的手軽に掃除ができます。しかし、汲み取り式トイレは大量の水を使った清掃が難しく、便器の奥までしっかりと汚れを落としきることが困難です。そのため、こまめに手入れをしていても、どうしても汚れや雑菌が蓄積しやすくなります。

このように、排泄物をその場に保管するという構造上、臭いや汚れが残りやすく、ご家族の生活環境を清潔に保つ上で大きな負担となってしまうのが実情です。

害虫の発生リスク

衛生面の問題と並んで、汲み取り式トイレの構造上どうしても避けられないのが、ハエやチョウバエといった害虫の発生リスクです。

排泄物を一定期間ためておく「便槽」は、虫にとってエサや水分が豊富にあり、卵を産み付けて繁殖するための絶好の環境となってしまいます。具体的には、以下のようなリスクや問題が伴います。

  • 便槽からの直接的な侵入 とくに昔ながらの非水洗トイレ(落下式)の場合、便器の穴が便槽と直接つながっているため、便槽内で発生した虫が物理的な遮断なくトイレの個室内へと飛び回ってしまいます。
  • 病原菌を媒介する危険性 ハエやゴキブリなどの害虫は、見た目の不快感にとどまらず、便槽内の雑菌や病原菌を家の中へと運んでしまう可能性があります。そのため、ご家族の健康を守る上でも軽視できないリスクとなります。
  • 根本的な駆除の難しさ 市販の殺虫剤や防虫剤を使用して一時的に虫を減らすことはできても、発生源である便槽そのものが敷地内に存在し続ける限り、完全にいなくならせることは困難です。とくに気温が高くなる春から夏にかけては、いたちごっこのように発生を繰り返すことが多くなります。

便器の底にフタがついている「簡易水洗トイレ」であれば、個室内への虫の侵入はしっかり防ぐことができますが、便槽自体に虫が繁殖するリスクは変わりません。定期的な防虫対策の手間がかかることや、虫に遭遇する心理的なストレスは、日々の生活において少なくない負担となります。

水洗トイレへのリフォームのメリット

衛生面の向上

汲み取り式トイレから水洗トイレへリフォームすることで得られる最も大きなメリットは、衛生環境が劇的に改善される点です。

排泄物を敷地内にためておく必要がなくなるため、これまで悩みの種になりやすかった臭いや虫、汚れの問題を根本から解消することができます。具体的には、以下のような衛生面でのメリットがあります。

  • 悪臭の解消 水洗トイレは、使用後すぐに排泄物を水とともに下水道や浄化槽へと洗い流す仕組みです。便槽の中に長期間とどまることがないため、発酵による強い臭いが個室内にこもったり、家の周囲に漂ったりすることがなくなります。
  • 害虫の発生源を絶てる 排泄物は密閉された配管を通って速やかに屋外へ排出されるため、ハエやチョウバエなどの繁殖場所となっていた便槽そのものが不要になります。これにより、害虫が家の中に侵入するリスクや、病原菌を媒介する心配を大きく減らすことができます。
  • 清掃が簡単になり清潔を保ちやすい 最新の水洗トイレは、便器の表面に汚れがつきにくい特殊なコーティングが施されていたり、サッと拭きやすい「フチなし形状」になっていたりと、お手入れのしやすさが大きく進化しています。また、水でしっかりと洗い流しながらブラシでこすることができるため、雑菌の繁殖を抑え、日常的なお掃除だけで簡単に清潔な状態を維持できます。

このように、水洗トイレへの変更は、不快な臭いや虫に対する日々のストレスを取り除き、ご家族全員が気持ちよく安心して使える清潔なトイレ空間を実現することにつながります。

利便性の向上

水洗トイレへのリフォームは、衛生面だけでなく、日々の使い勝手や生活の質(QOL)を大きく引き上げてくれます。

これまで汲み取り式トイレを使用する中で感じていた不便さが解消され、具体的には以下のような点で利便性が格段に向上します。

  • 汲み取り作業の手間からの解放 汲み取り式トイレの場合、定期的なバキュームカーの手配や、回収時の立ち会い、料金の準備といった手間がどうしても発生します。水洗トイレ(下水道直結や浄化槽)にすれば、排泄物は自動的に処理施設へ流れていくため、こうしたスケジュール管理や作業に伴う煩わしさから完全に解放されます。
  • 温水洗浄便座など快適機能の導入 水洗トイレにリフォームする際、あわせて個室内にコンセントを新設することで、温水洗浄便座(ウォシュレットなど)や暖房便座を取り付けることが可能になります。冬場の冷たい便座に座るストレスがなくなり、温かいお湯で洗えるなど、現代の快適なトイレ環境をご自宅に取り入れることができます。
  • 誰でも簡単に使える操作性 使用後はレバーを回す、あるいはリモコンのボタンを押すだけで簡単に排泄物を処理できます。操作が直感的で力もいらないため、小さなお子様からご高齢の方まで、ご家族全員がストレスなくスムーズに使用できる空間へと生まれ変わります。

毎日何度も使う場所だからこそ、こうした「当たり前の便利さ」がもたらす生活へのプラスの変化は非常に大きなものとなります。

安全性の向上

水洗トイレへのリフォームは、衛生面や利便性だけでなく、家庭内の思わぬ怪我や事故を防ぐ「安全性の向上」という点でも非常に大きな意味を持っています。

とくに昔ながらの汲み取り式トイレは和式であることが多く、構造上の危険性がいくつか潜んでいます。リフォームによって洋式の水洗トイレへ変更することで、以下のような安全面でのメリットが得られます。

  • 便槽への転落や落下トラブルの防止 落下式の汲み取りトイレは便器の穴が大きく開いているため、スマートフォンや財布などを誤って落としてしまうトラブルが起きやすく、最悪の場合は小さなお子様が便槽に転落してしまう危険性もゼロではありません。水洗トイレになればこうした大きな穴がなくなるため、落下事故の不安を根本から払拭できます。
  • 段差の解消と転倒リスクの軽減 和式のトイレは便器の周囲に段差が設けられていることが一般的です。また、床がタイル張りの場合は水に濡れると滑りやすく、とくに足腰の弱ったご高齢の方にとっては転倒のリスクが高くなります。リフォームの際に床の段差をなくしてフラット(バリアフリー)にし、滑りにくい床材へ張り替えることで、つまずきや転倒を防ぐことができます。
  • 体への負担軽減と立ち座りのサポート 和式トイレでの深くしゃがみ込む姿勢は、膝や腰に大きな負担をかけます。洋式の水洗トイレへ変更することで、椅子に座るような自然な姿勢で用を足せるようになり、立ち上がり時の身体的な負担が格段に軽くなります。あわせて壁に手すりを設置すれば、さらに安全性が高まります。
  • ヒートショックの予防 古い汲み取り式トイレは個室内の断熱性が低いことが多く、冬場は非常に冷え込みます。暖かい部屋から寒いトイレへ移動した際の急激な温度変化は、血圧の乱れなどを引き起こす「ヒートショック」の原因となります。水洗化に合わせて暖房便座を導入したり、内装工事の際に断熱材を入れたりすることで、健康被害のリスクを抑えることができます。

ご家族全員が毎日何度も使う場所だからこそ、怪我や事故の不安を取り除き、小さなお子様からご高齢の方まで誰もが安心して使える環境を整えられることは、リフォームによる大きな付加価値と言えます。

リフォームの種類と費用

簡易水洗トイレへのリフォーム

簡易水洗トイレへのリフォームは、現在排泄物をためている「便槽」をそのまま活用し、便器のみを少量の水で流せる専用のタイプに交換する方法です。

便器の底に水で開閉するフタ(フラッパー)がついており、見た目や使い勝手は一般的な洋式の水洗トイレとほとんど変わりません。このリフォーム方法には、主に以下のような特徴があります。

  • 大掛かりな工事が不要で工期が短い 下水道へ接続するための配管延長や、浄化槽を地中に埋めるような大規模な土木工事が必要ありません。便器の交換と内装の改修程度で済むため、通常は1〜2日という短い工期で完了します。
  • 初期費用を最も安く抑えられる 大掛かりな外部工事が発生しない分、後述する「下水道直結型」や「浄化槽設置型」へのリフォームと比較して、導入にかかる費用を大幅に抑えることができます。
  • 臭いや虫の悩みをしっかりと解消 便器のフタによって便槽と個室内が物理的に遮断されるため、不快な臭いの逆流や、ハエなどの害虫の侵入を防ぎ、清潔な空間を保ちやすくなります。

【知っておきたい注意点】 費用や手間を抑えて衛生環境を大きく改善できる一方で、排泄物は下水道へ流れていくわけではなく便槽にたまるため、リフォーム後もこれまで通り定期的な汲み取り作業が必要です。 また、排泄物と一緒に少量の水を流すようになるため、水を使わない落下式(非水洗)トイレなどから変更した場合、便槽がいっぱいになるペースが以前よりも少し早くなる傾向があります。

このようなご家庭におすすめ

  • 下水道が未整備の地域にお住まいで、敷地内に浄化槽を設置するスペースがない場合
  • 予算をできるだけ抑えつつ、すぐにでもトイレの臭いや虫の不快感から解放されたい場合

現在の汲み取りの頻度がどのように変化するかなども考慮しつつ、ご家庭のライフスタイルに合っているかを検討することが大切です。

下水道直結型水洗トイレへのリフォーム

下水道直結型水洗トイレへのリフォームは、前面道路などに整備されている公共の下水道管へご家庭の排水管を直接つなぎ、排泄物を水と一緒に流し出す方法です。

現在排泄物をためている「便槽」は不要になるため、内部の汲み取りと清掃・消毒を行った上で、撤去するか土砂で安全に埋め戻す工事をあわせて行います。このリフォーム方法には、主に以下のような特徴があります。

  • 汲み取り作業が完全に不要になる 排泄物は下水処理場へと自動的に流れていくため、定期的にバキュームカーを手配する手間や、汲み取りにかかっていた費用が一切かからなくなります。
  • 衛生面のお悩みを根本から解決 臭いや害虫の発生源となっていた便槽そのものを敷地内からなくすため、ご自宅の周囲やトイレ空間の衛生環境が劇的に改善されます。
  • お手入れが簡単で快適 一般的なマンションや新しい戸建て住宅と同じ、完全な水洗トイレ環境になります。お掃除がしやすく清潔を保ちやすいほか、温水洗浄便座などの快適な機能も存分に活用できます。

【知っておきたい注意点】 非常に快適でメリットの多い方法ですが、お住まいの地域が自治体の「公共下水道処理区域」として整備されているエリアでなければ、このリフォームを行うことはできません。 また、屋外の配管を延長して下水道へ接続する土木工事や便槽の処理などが必要になるため、便器の交換だけで済む簡易水洗トイレに比べると工事の規模が大きくなり、通常は数日から1週間程度の工期がかかります。

このようなご家庭におすすめ

  • お住まいの地域にすでに公共下水道が整備されている場合
  • 汲み取りの手間や便槽特有の臭い・虫の問題を根本からなくし、快適で清潔な水洗トイレを使いたい場合

ご自宅が下水道に接続できるエリアかどうかは、お住まいの自治体(市役所や水道局などの担当窓口)や、地元のリフォーム業者に確認してもらうことができます。エリア内であれば、最もおすすめできるリフォーム方法です。

浄化槽設置型水洗トイレへのリフォーム

浄化槽設置型水洗トイレへのリフォームは、公共の下水道が整備されていない地域にお住まいの方でも、完全な水洗トイレを導入できる方法です。

ご自宅の敷地内に「合併処理浄化槽」と呼ばれる大きなタンクを地中に埋め込み、トイレの排泄物だけでなく、キッチンやお風呂などから出る生活排水も一緒に微生物の働きで浄化し、きれいな水にしてから側溝や川などへ流す仕組みを作ります。これまで使用していた便槽は不要となるため、内部の清掃・消毒を行った上で撤去するか、安全に埋め戻す工事をあわせて行います。

このリフォーム方法には、主に以下のような特徴があります。

  • 下水道がない地域でも水洗化が可能 下水道の整備状況に関わらず、下水道直結型と同じように臭いや害虫の発生源となる便槽をなくすことができ、温水洗浄便座などの快適なトイレ環境を整えることができます。
  • 日常の汲み取り作業が不要になる 排泄物は浄化槽で処理されて水として排出されるため、これまで定期的に発生していたバキュームカーによる汲み取りの手間から解放されます。
  • 生活排水もきれいになり環境に優しい 現在の主流である「合併処理浄化槽」は、トイレの汚水だけでなく家庭内のすべての排水を浄化するため、地域の水環境を守ることにも大きく貢献します。

【知っておきたい注意点】 下水道未整備地域で水洗トイレにするための抜本的な解決策ですが、浄化槽を地中に埋め込むための大掛かりな掘削工事が必要です。そのため、車1〜2台分程度の設置スペースを敷地内に確保しなければならず、3種類のリフォームの中で最も工事規模が大きくなります。工期も約1〜2週間ほどかかり、初期費用も高額になりやすい傾向があります。

また、日常的な汲み取りは不要になりますが、浄化槽の機能を正常に保つために、法律で義務付けられている「定期的な保守点検・清掃(年1回程度の汚泥の引き抜き)・法定検査」を専門業者に依頼する必要があり、これらの維持費(ランニングコスト)が毎年発生します。

このようなご家庭におすすめ

  • お住まいの地域に下水道が通っていないが、完全な水洗トイレにリフォームしたい場合
  • 敷地内に浄化槽を設置するための十分なスペース(お庭や駐車場など)がある場合

大規模な工事にはなりますが、自治体によっては浄化槽への転換費用に対して補助金が支給されるケースも多いため、リフォームを検討する際は事前にお住まいの地域の制度を確認しておくことをおすすめします。

リフォームにかかる費用の相場

簡易水洗トイレの費用

現在の汲み取り式トイレ(便槽)をそのまま残し、便器のみを交換する「簡易水洗トイレ」へのリフォームは、屋外の配管延長や地中を掘るような大規模な工事を伴わないため、3種類の方法の中で最も初期費用を安く抑えることができます。

一般的なリフォーム費用の相場は、おおよそ15万円〜40万円程度です。

費用の主な内訳や、金額が変動するポイントは以下のようになります。

  • 便器本体の価格 選ぶ便器のグレードによって価格が異なります。シンプルな機能の製品から、暖房便座や温水洗浄機能がついたものまで様々です。
  • 既存便器の解体・撤去費用 これまで使っていた便器を取り外し、適切に処分するための費用です。
  • 床や壁の内装・改修工事費 現在お使いのトイレが「和式」の場合、床の段差を解体して平ら(フラット)にする工事や、それに伴う壁・床材の張り替え工事が必要になります。そのため、もともと段差のないトイレからのリフォームと比べて、費用が10万円〜15万円ほど高くなる傾向があります。
  • 電気工事費(コンセントの新設など) 温水洗浄便座や暖房便座を新たに取り付ける場合、トイレの個室内に専用の電源コンセントを設けるための電気配線工事が追加で必要になることがあります。

【簡易水洗トイレへのリフォーム費用相場】

現在のトイレリフォーム内容費用の目安
段差のないトイレ便器の交換、基本的な内装工事約15万円 〜 25万円
和式トイレ
(段差あり)
段差の解体、便器の交換、
床・壁の張り替え工事
約25万円 〜 40万円

初期費用をしっかり抑えつつ、短い工期で臭いや虫の悩みを解消できるため、予算を重視される方や、下水道が整備されていない地域にお住まいの方にとって、非常にコストパフォーマンスに優れた選択肢と言えます。

下水道直結型の費用

汲み取り式トイレから、公共の下水道へ直接つなぐ「下水道直結型水洗トイレ」へリフォームする場合、一般的な費用の相場はおおよそ60万円〜100万円程度となります。

簡易水洗トイレへのリフォームと比べると、屋外の配管工事や古い便槽の処理といった大掛かりな土木工事が必要になるため、初期費用は高くなります。

費用の主な内訳や、金額が大きく変動するポイントは以下の通りです。

  • 便器本体の価格と室内工事費 新しく設置する便器のグレード(機能やデザイン)によって価格が変わります。また、現在のトイレが「和式」で段差がある場合は、段差を解体して床を平ら(フラット)にする工事や、それに伴う内装(壁や床)の張り替え費用が加算されます。
  • 便槽の処理費用(清掃・解体・埋め戻し) 不要になる便槽は、残っている排泄物をすべて汲み取り、専門業者によって内部を清掃・消毒する必要があります。その上で、便槽自体を掘り起こして完全に撤去するか、あるいは土砂などを入れて安全に埋め戻す工事を行います。
  • 屋外の給排水管工事費(下水道への接続) トイレから、前面道路などに整備されている「公共ます(下水道の入り口)」まで、新しい排水管を地中に埋めてつなぐ工事です。トイレの設置場所と公共ますとの距離が遠いほど配管が長くなり、コンクリートのハツリ(削り)や土の掘削面積も増えるため、工事費用は高くなります。
  • その他の工事費 温水洗浄便座や暖房便座を設置するためのコンセント新設(電気工事)や、壁への手すりの取り付け、独立した手洗い器の新設など、ご希望のオプションによって費用が追加されます。

【下水道直結型へのリフォーム費用相場】

現在のトイレの状況 / 工事内容費用の目安
洋式(段差なし)からのリフォーム
便器交換、内装、便槽処理、標準的な配管工事
約60万円 〜 80万円
和式(段差あり)からのリフォーム
段差解体、内装一新、便槽処理、配管工事
約80万円 〜 100万円以上

初期費用としてまとまった金額が必要になりますが、リフォーム後は定期的な汲み取り費用が一切かからなくなります。長期的なランニングコストの削減や、衛生面・快適性の劇的な向上を考慮すると、下水道が整備されている地域であれば最も満足度が高く、費用対効果に優れたリフォームと言えます。

浄化槽設置型の費用

公共の下水道が整備されていない地域で、完全な水洗トイレ環境を実現する「浄化槽設置型水洗トイレ」へリフォームする場合、一般的な初期費用の相場はおおよそ80万円〜150万円程度(状況によっては200万円前後)となります。

敷地内に新しく大きな浄化槽を埋め込むための大掛かりな土木工事が必要となるため、簡易水洗トイレや下水道直結型と比較して、3種類のリフォームの中で最も費用が高額になる傾向があります。

費用の主な内訳や、金額が変動するポイントは以下の通りです。

  • 浄化槽の本体価格と設置工事費 浄化槽のサイズは、お住まいの家の延床面積や世帯人数に応じて決められます(一般家庭では「5人槽」や「7人槽」と呼ばれるサイズが主流です)。サイズが大きいほど本体価格は上がります。また、地中深く掘削して埋め込むため、重機が入れるかどうかや、地盤の硬さ・地中の障害物の有無によって土木工事の費用が大きく変動します。
  • 配管工事費と外構の復旧費用 トイレやお風呂などの生活排水を浄化槽へつなぐ配管や、浄化槽できれいになった水を側溝などへ流すための配管工事が必要です。また、浄化槽を駐車場などのコンクリートの下に設置する場合は、表面を削り(ハツリ)、工事後に再びきれいに舗装し直す復旧費用もかかります。
  • 便器本体と室内工事費 選ぶ便器のグレードによって価格が変わるほか、現在のトイレが「和式」で段差がある場合は、段差の解体や床・壁の張り替えといった内装工事費が加算されます。
  • 既存の便槽の処理費用 不要になる便槽に残っている排泄物をすべて汲み取り、内部の清掃・消毒を行った上で、撤去するか土砂などを入れて安全に埋め戻すための費用がかかります。

【浄化槽設置型へのリフォーム費用相場】

現在のトイレの状況 / 工事内容費用の目安
洋式(段差なし)からのリフォーム便器交換、内装、便槽処理、
浄化槽本体・設置・配管工事
約80万円 〜 120万円
和式(段差あり)からのリフォーム段差解体、内装一新、便槽処理、
浄化槽本体・設置・配管・外構復旧工事
約120万円 〜 150万円以上

【費用に関する知っておきたいポイント】 初期費用が高額になりやすい浄化槽の設置ですが、生活排水による川や海の水質汚濁を防ぐという環境保護の観点から、多くの自治体で「合併処理浄化槽」の設置に対する補助金制度が用意されています。条件を満たせば数十万円単位の補助を受けられるケースも多いため、実際の自己負担額は相場よりも大幅に抑えられる可能性があります。

一方で、設置後は浄化槽内の微生物を活発にするための電気代(ブロワーポンプ)や、法律で定められている保守点検・清掃・法定検査といった年間の維持費(ランニングコストとして年間数万円程度)が継続的に発生します。汲み取り費用がなくなる代わりにこうした費用が必要になる点も、あらかじめリフォーム後の生活資金として考慮しておくことが大切です。

リフォーム費用を抑えるためのポイント

リフォーム費用を抑えるためのポイント

業者選びのコツ

トイレリフォームの費用を適正に抑え、満足のいく仕上がりを目指すためには、適正価格で丁寧な施工を行ってくれる「業者選び」が最も重要な鍵となります。

業者によって、提案内容や見積もりの内訳、工事後のアフターフォローの体制などは大きく異なります。無駄なコストを省きつつ安心して工事を任せられる優良業者を見極めるポイントや、複数社から見積もりをとる「相見積もり」の正しい比較方法について、以下の記事で詳しく解説しています。

リフォーム計画を本格的に進める前に、ぜひ目を通してみてください。

補助金制度の活用

トイレリフォームの費用を大きく抑えるために、ぜひ活用を検討したいのが国や自治体が設けている「補助金・助成金制度」です。

汲み取り式トイレからのリフォームにおいては、下水道未整備地域での合併処理浄化槽の設置をはじめ、和式から洋式への変更に伴うバリアフリー改修(段差の解消や手すりの設置)、あるいは節水型の便器への交換などが補助金の対象となるケースが多くあります。制度を利用できれば数十万円単位で自己負担額を減らせる可能性もありますが、工事着工前の申請が必須となるなど、いくつか注意すべき条件があります。

静岡市で利用できる具体的な補助金制度の種類や、申請のタイミング、対象となる工事の条件などについては、以下の記事で詳しく解説しています。

お得にリフォームを実現するためにも、計画を進める前にぜひ一度ご確認ください。

リフォームの流れと注意点

工事の流れ

汲み取り式トイレから水洗トイレへのリフォームは、事前の現地調査や見積もりに始まり、既存の便器や便槽の解体・撤去、配管や土木工事、内装の仕上げ、そして新しい便器の設置と、いくつかの工程に分かれて進められます。

選ぶリフォームの種類(簡易水洗、下水道直結、浄化槽設置)によって工事の規模が異なるため、完了までにかかる日数(工期)も数日から数週間と大きく変わってきます。毎日使うトイレが使用できない期間をあらかじめ把握し、必要に応じて仮設トイレを手配するなど、事前の準備を計画的に進めておくことが大切です。

具体的な各工程の進み方や、リフォームの種類ごとに目安となる工期については、以下の記事で詳しく解説しています。

工事中の生活を具体的にイメージし、スムーズにリフォームを完了させるためにも、計画を進める前にぜひ一度目を通してみてください。

工事中の注意点

汲み取り式トイレから水洗トイレへのリフォームは、便槽の処理や屋外の配管工事など大掛かりな作業を伴うことが多く、工事期間中は普段の生活にいくつかの制限や影響が生じます。

たとえば、工事中はご自宅のトイレが数日〜数週間にわたって使用できなくなるため、仮設トイレの設置や近隣施設でのトイレの確保について事前に計画しておく必要があります。また、土木工事に伴う重機の騒音やホコリ、古い便槽を処理する際の一時的な臭いの発生など、ご家族のストレス軽減だけでなく、ご近所への配慮や事前の挨拶回りも欠かせません。

こうした工事期間中の具体的なトラブルを防ぐための対策や、予期せぬ追加費用を発生させないための事前の確認事項について、以下の記事で詳しく解説しています。

ストレスなくスムーズにリフォーム期間を乗り切り、納得のいく仕上がりを迎えるためにも、着工前にぜひ一度ご一読ください。

まとめ

汲み取り式トイレから水洗トイレへのリフォームは、長年悩みの種となりがちだった悪臭、害虫の発生、清掃の負担といった衛生面の問題を根本から解消し、ご家族の生活の質(QOL)を劇的に向上させるための最善策です。洋式化による安全性(転倒防止、ヒートショック予防)や、温水洗浄便座導入による利便性の向上という大きなメリットも得られます。

リフォーム方法としては、お住まいの地域のインフラやご予算に応じて、主に以下の3種類から選択することになります。

  • 下水道直結型: 公共下水道が整備されている地域で最も推奨される方法です。汲み取り作業が完全に不要になり、清潔で快適な水洗環境を実現できますが、初期費用は高め(60万円〜100万円程度)です。
  • 浄化槽設置型: 下水道未整備地域で水洗化を実現するための抜本的な方法です。浄化槽の設置には大掛かりな工事と高額な費用(80万円〜150万円以上)がかかりますが、生活排水全体を浄化できます。
  • 簡易水洗トイレ: 便槽をそのまま活用するため、初期費用が最も安く(15万円〜40万円程度)、臭いや虫の侵入を防げます。ただし、リフォーム後も定期的な汲み取り作業は継続して必要となる点に注意が必要です。

高額になりがちなリフォーム費用は、静岡市で利用可能な補助金・助成金制度を賢く活用したり、複数の業者から見積もりをとる相見積もりによって適正な価格を見極めたりすることで、負担を大きく軽減できる可能性があります。

工事期間中はトイレが使用できないなどの制約も伴いますが、この記事で解説した「リフォームの流れと注意点」を参考に、事前にしっかりと計画を立てることで、ストレスなくリフォームを成功させることができます。汲み取り式トイレ特有の悩みから解放され、ご家族全員が気持ちよく使える快適なトイレ空間を手に入れるために、ぜひ一歩を踏み出してください。

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