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トイレのリフォームにおいて、デザイン性や機能性に優れたタンクレスも人気ですが、本体価格や将来的な修理・交換費用を抑えたいという理由から、従来型の「タンク付き組み合わせトイレ」を選ぶ方も多くいらっしゃいます。
国内大手メーカーであるTOTOとLIXILのタンク付きトイレは、それぞれ異なる設計思想に基づいた特徴を持っています。ここでは、両社の製品を比較し、失敗しないトイレ選びのポイントを解説します。
TOTOとLIXILでは、便器の最も重要な要素である清掃性へのアプローチが異なります。
TOTO(例:ピュアレストEXなど)
LIXIL(例:アメージュ便器など)
便器本体の陶器素材の品質や表面加工は、汚れの付着を防ぐ上で非常に重要です。
| 特徴 | TOTO(セフィオンテクト) | LIXIL(アクアセラミックなど) |
|---|---|---|
| 清掃技術 | 陶器表面をナノレベルでツルツルにし、汚れの付着力を抑える。 | 水アカの固着を防ぎ、便器表面のぬめりや黒ずみを抑える。 |
| 耐久性 | 高い耐久性と防汚性を実現。 | キズがつきにくい。 |
| 光沢 | 光を反射しやすく、光沢感がある。 | やや光沢は控えめ。 |
| 導入条件 | 標準で採用されているグレードが多い。 | 組み合わせ型の場合、オプションで選択が必要な場合がある。 |
TOTOは陶器の表面のツルツル度において、高い技術力を持っています。一方、LIXILも水になじみやすい素材で、日頃の掃除で汚れを洗い流しやすくする工夫がされています。
ウォシュレット(TOTO)とシャワートイレ(LIXIL)では、ノズルの本数や便座の構造にも違いがあります。
ノズルの違い
便座の構造(清掃性)
タンク付きトイレで手洗い付きを選ぶ場合、手洗いボウルの形状もチェックポイントです。
| 特徴 | TOTO(例:ピュアレストEX) | LIXIL(例:アメージュ便器) |
|---|---|---|
| 手洗いボウルの深さ | 深い | 浅い |
| 利点 | 水はねがしにくく、手洗い時の安心感がある。 | デザイン性を重視してスッキリしていますが、勢いよく洗うと水ハネのリスクがあります。 |
TOTOの方が手洗いボウルに深さがあり、水が飛び散りにくい設計になっています。
まとめ:TOTOとLIXILの選び方
TOTOとLIXILのタンク付き組み合わせトイレは、それぞれが持つ強みと設計思想が明確に分かれています。
| 項目 | TOTOが優位な点 | LIXILが優位な点 |
|---|---|---|
| 陶器の品質 | 陶器表面のツルツル度・光沢感(セフィオンテクト)。 | – |
| 便器の清掃性 | – | 完全フチなしで、フチ裏の掃除の心配がない。 |
| ノズルの衛生面 | – | ノズルが2本で分かれている(ビデと兼用でない)。 |
| 便座の清掃性 | – | 普及価格帯から便座に継ぎ目がない。 |
| 手洗いボウル | 手洗いボウルが深く、水はねが少ない。 | – |
TOTOがおすすめの人
LIXILがおすすめの人
ご自身のトイレリフォームにおいて、「最も優先したいのは清掃性か、陶器の品質か」を基準に選ぶことで、後悔のない選択ができるでしょう。

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